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2012. 09. 12  六甲西山谷から油コブシ道へ


少し余裕ができたので、久しぶりにS氏を誘って、前から話題にしていた西山谷を遡行する。


同行: S氏


コースタイム

0851 渦森台BS、0900-05 渦森展望公園、0908 本住吉神社奥宮、0911 千丈谷入口ゲート、0923 第3堰堤、0930 F2、0944 F5(ふるさとの滝)、0947 水場、0956-1003 第5堰堤、1018-30 F7(西山大滝)、1043 第4堰堤、1100 第6堰堤、1104 F11、1136 名無し堰堤、1147 左側に黄色のステップがついた堰堤、1154-1237 次の黄色ステップの堰堤、1315-24 登山道、1336 西山谷の出口、1348-1408 天覧台、1427 油コブシ三角点、1437-47 T字路、1517 六甲ケーブル下駅

国道沿いにある住吉駅のバス停からくるくるバスに乗り、終点で下車する。4丁目の方が近いかとも思ったが、終点まで乗ったついでに展望公園に登る。木が大きく育ち、あまり展望はよくないが、葛城、金剛、紀見峠方面が切れ切れに見えた。初めての本住吉神社奥宮で手を合わせ、千丈谷へと入っていく。いくつかの滝や堰堤を越え、半時間ほどでふるさとの滝。そのすぐ上に岩からしみ出てきた水を集めて水場が作られている。

第5堰堤は右岸に鎖などが設置されており、それを使って登り、またロープの世話になりながら谷に下る。表面だけだと思うが、真っ赤な色の岩が目立つようになる。酸化鉄とは違う鮮やかさ。西山大滝はさすがに大きい。巻道も目に入ったが、右岸の滝際を登る。最後の所でシャワーを浴び、右膝から下のズボンがびしょぬれになる。晴れているので苦にならない。F8を過ぎ、第4堰堤(第5より前に作られたのだろう、上流にあるが番号は若い)。これは左岸を巻いたが、F9も巻いてしまったのか目につかなかった。




F3




F4




F5(ふるさとの滝)


F12




F7(西山大滝)




F8



F10




真っ赤な岩

第6堰堤は左岸を巻くが、上りも下りもかなりの苦労。ここは右岸が正解だったらしい。そしてそのまま谷を詰めずに右岸を第7堰堤まで進むのが楽勝の道であることは知っていたが、F12などをスキップするのも惜しい気がしたので谷に戻る。左側に黄色のステップがある堰堤を登る。これは他の人も登っている。

次に出てきた堰堤にも黄色ステップがついているが、これは直登せずに、途中で何度か左に踏み換えるような形になっている。これはどなたのサイトにも出てこないので、この二つの堰堤の間で正規のルートから離れたらしい。レンガの第7堰堤のある支谷を左に分けた本谷へ入っていることは間違いないので、その分岐近くで右の方へとずれていって、二度目の黄色ステップ堰堤に行き着いたと思う。しかし25000ではそのような沢は見あたらないのでよく分からない。そんなことになっているとは知らずに、その堰堤のコンクリートの上でのんびりと昼食。昼食後、沢に下りると驚いたことに水がない。こんなのでこれから見るはずのソーメン滝や愛情の滝に水があるのかといぶかるが、とくに他に選択肢もないので遡行を再開する。すぐに狭く、もろい谷になる。かなり大きな石を落としてしまい、少し離れて登っていたS氏の膝を直撃。悪いことをした。やがて道らしきものは全くなくなり、いつもやるようなヤブこぎで高みを目指す羽目になる。半時間ほどで登山道に出たので、大したことはなかったが、とにかく道をはずして西山谷を詰められなかったのは残念だった。


登山道の右手に高い所があったので、そちらに行っておく。かなり見晴らしがよい。引き返して舗装道路にでる。案内板もあり、今来た道が天狗岩南尾根に続くことを知る。先ほどの高みは天狗岩のごく近い所だったらしい。天狗岩そのものはもう少し先だっただろう。ケーブル終点に向かって歩くと天狗橋のすぐ手前に、わら草履が沢山木の枝に引っかけてあった。ここが西山谷の正規の出口だ。天覧台で下界を見下ろし、飲み物を購入する。すぐそばの油コブシ道を下る。アセビの林の雰囲気がとてもよい。渦森台への道を左に分け、これまで一度も確認しなかった油コブシを求めて直進する。きつい道、ゆるい道の分岐を前者に取ってすぐの所に三角点があるのをS氏が見つけた。花崗岩の岩がゴロゴロしており、保護色のようになっているので見すごしていたのだ。

しばらくしてT字路に行き当たる。ついでに坊主山も歩いておこうと、左折して森林管理道へ入っていくが、道はかなりあやしい。S氏はこのあと出かける用件があるので、3-4分ですぐに引き返し、ケーブル駅を目指す。下がるにつれて暑さがきびしくなってくる。ケーブル下駅のBSに入ってきたバスに乗り込んだが、冷房を切ってあったので出発が待ち遠しいくらいだった。

50年ぶりの西山谷。堰堤ができすぎて興ざめになっていることを恐れていたが、以前に持った好感度は変わらなかった。個性のある滝の数々、豊富な沢の水、岩からしみでるおいしい水、真夏にもかかわらず緑に満ちた涼しさ、ときおり顔を見せるフジウツギなどの野草。十分満足できた。堰堤が作られたのは、日本の高度成長期になって必須の土木工事が一段落したあたりから始まっているようだ。50年前に来たときには全くなかった。堰堤の上で休みながら、この堰堤がなかったときの沢筋の姿を思い浮かべようとしたが、なかなか難しかった。



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