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2010. 02. 26 - 03. 01  蔵王(上原・刈田岳・蔵王野鳥の森)
 


金・土曜に仙台の秋保で会議があり、翌週火曜の東京での会議と重なったので、週末は久しぶりに蔵王で過ごすことにした。

同行: 単独



2010. 02. 26 秋保郊外 上原(点名)

コースタイ

1502 ホテル、1520 一番目のトンネル、1538 二番目のトンネル、1552-53 乳母神、1625 一番目のトンネル入口、1633 三角点(191.5)、1640 登り口、1700 ホテル

 秋保温泉の送迎バスに乗ると、随分と早い時間に到着したので、これ幸いと散歩に出かける。ホテルのそばから川崎の方へ行く林道がある。念のため登山靴を履いて出かける。入口に「川崎方面、通り抜けできません」という標識があったが、多分車用の注意だろうと、気にせず登っていく。仙台近郊の山道の雰囲気で懐かしい。最初のトンネルを越えると作業所のようなものがあり、墓石などを作っているようだ。その次のトンネルを越えると、はたして道は悪くなり、道半分が崩れてしまっている所があった。単車でないと通れない。それ以外の所も悪いが、歩くのには問題ない。やがて碁石川の近くに出て、周りを見渡せるようになる。国道に出るにはまだまだ川沿いに歩かねばならないので、そこで引き返すことにする。ちょうど乳母神という小さな鳥居がある地点だった。戻っていくと、目の前をキジが駆け抜けていった。最初のトンネルの上に三等三角点(点名:上原)があるので、登ってみた。稜線にはもっと立派な道があった。高圧線が走っているのでその補修用らしい。三角点には簡単に行けた。北の方に下ろうとしたが、ササに覆われており、やや急だったので、無理することはないと引き返す。あとはもと来た道を帰るだけ。2時間の散歩だった。部屋に戻ると、ちょうどオリンピックの浅田真央の演技がはじまる所だった。



碁石川近くの集落 



2010. 02. 28 刈田岳

秋保から一度仙台駅にでて、買い物をすませてから、ロイヤルホテルまでの路線バスに乗る。そこから1時間の歩きで、空き家同然のわが家があるが、登り道をザック、キャリングバッグ、食料袋をもって歩くのは厄介なので、タクシーを呼ぶ。

同行: K氏

コースタイム

0940 澄川スキー場リフト上、1102-38 刈田岳山頂(1758)、1212-20 刈田峠避難小屋、1300-16 清渓小屋、1358-1403 井戸沢屈曲点、1429 聖山平、1545 澄川スキー場下

久しぶりなのでK氏に声をかけると、賛成してくれた。K氏の車でゲレンデに着いたのはちょうどよい時間だった。登山券というリフト券があり、3回券が1200円。後見ゲレンデの一番上までリフトで上がり、そこでワカンをつけ、上着を減らす。まっすぐ林の中へ入っていき、しばらくすると観光道路にでる。そこも突ききり、中央コースと思われるところを登っていく。しばらく降雪がなかったのだろう、足跡はしっかりと残っている。堅くもなく柔らかくもないとても歩きやすい状態だ。

やがて、熊野方面や雁戸方面などが見え始める。曇ってはいるが、その程度の視界は効く。左手には後烏帽子と屏風。実に懐かしい景色である。樹氷にベストの時期なのに、上の方の樹まで真っ黒で、全く期待できない。大黒天の付近で、また観光道路を横切るが、ちょうど樹氷見物の雪上車が6台も隊列を組んで登ってきた。雁戸の右に大東、さらに船形も目を凝らすと見えている。もう刈田も視野に入ってきた。少し登ると、五色岳がすぐ横に見える。何の苦労もなく、避難小屋に着く。まずは頂上に行ってお参りを済ませる。頂上では2グループと出会った。

中食後は、熊野を往復する時間もあったが、あまり魅力的でもないので、それよりは澄川源流の深い雪を楽しもうと刈田峠に向かって下りていく。杉ヶ峰の前山が大きい。少しだけ山形側の低山も見えている。いくどかエコーラインを越えて、夏は湿原になっているところを通り過ぎていく。いつの間にか登山道から離れたらしく、直接刈田避難小屋に到着する。金吹沢か峠ノ沢から澄川に入ることも考えていたが、大事をとってなんどか経験のある井戸沢の方に向かうことにする。やがて大きな沢を越える。そのうちパラダイスコースの黄色い標識があるやや開けた所にでる。少し進むと清渓小屋に出た。以前に、仲間と泊まってスキーを楽しんだときのことを思い出す。そこから直接井戸沢に下りようとしたが、最後のところがかなり急で下りられない。やはりもう少し傾斜が緩やかな所を探そうと、平らな場所を東に進む。地図では井戸沢が東から南東へ急に曲がる地点へ下りる尾根が易しそうだ。その尾根の頭辺りで、GPSを取り出し、位置を確認してから尾根を下る。折れ曲がったところにちょうど下りてきた。そこから沢沿いに夏道のところまで下るつもりにしていたが、暖かいせいで所々雪がなく、ところどころ沢が見えている。こんなところで沢に落ちるのはかなわないので、そのまま聖山平へ登ってしまう。薄曇りだったのが、晴れに変わり、春山の穏やか気分となる。あとは観光道路やリフトなどがいつでも見えるので、全く心配ない。林の中を時々沢に下りたり、また登ったりしながらスノーパークに戻る。全行動時間6時間程度の優雅な一日だった。




熊野岳を見ながら


刈田岳頂上
 


刈田峠避難小屋と屏風岳


暖冬の井戸沢 



2010. 03. 01 蔵王野鳥の森 


車がないので、この日は一日家に立てこもろうかとも考えたが、やはりウズウズしてしまい、徒歩で行ける所ということで、三階の滝の方向に行き、途中で澄川に下ることにする。


同行: 単独

コースタイム

0858 家、0912 三階の滝遊歩道入口、0934 三叉路を少年の家へ、0954 澄川の橋、1006 駐車場、1010 メジロコースへ、1035 オオルリコース分岐、1056 ヤマガラコースへ、1112-18 ウグイスコース入口、1122 ウグイスからコゲラコースへ、1138 駐車場、1148 橋、1230 三階の滝遊歩道入口、1248 家

ゆっくり朝食をとり、9時に出かける。道にもほとんど雪が積もっていないので、ポールを一本持っただけ。三階の滝の方へ入っていくと、少し雪が出てきたので、少なくともスパッツをつけてくればよかったと思ったが、あとの祭り。澄川の方へ下りていくとだんだん深くなり、潜る所も出てくる。沢音が大きくなると、あとは階段道になり、雪はなくなる。川に出てから5分ほど下流に向かうと橋がある。渡り終えるとまた階段。登り切って少し行くと、蔵王ハイツへ通じる駐車場にでる。

ホオジロコースを少し行き、すぐに出てくるメジロコースに進む。歩いたことがないから行ってみたが、誰も歩いていない雪の急坂だった。コースポストも少ないので、本当によいのかどうかも分からないくらい。途中で枯木を拾ってダブルストックとするほどの急さだ。120mの標高差を一直線に登り、傾斜がゆるんだと思うと、東屋があり、オオルリコースの分岐があった。さらになだらかな平原状になったメジロコースを辿り、ヤマガラコースへと進む。少しはずれると最高点の展望台(点名 砂押、690m)に出る。登った分を下るので、ヤマガラコースの下りもかなりの急斜面だ。下りきった所がウグイスコースとの合流点。ベンチもあったので、はじめて腰を下ろして、おやつを食べる。あとはなだらかなコゲラコースで駐車場に戻る。そこから家までは、来た道を帰るだけ。予期せぬ経験ができ、充実した半日だった。



メジロコース標識と青麻山



帰ってくると、ウッドデッキに出しておいたベーコン、レタス、卵が紛失していたので驚いた。豆腐は残っていた。空巣が入るわけもないだろうから、なにかの動物の仕業としか思えない。



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