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2008. 8. 1
  飯縄山


前日桐生で仕事を終え、そのまま帰るのも勿体ないので、長野で途中下車して飯縄山を訪れた。花が多く、期待以上の山行となった。今回は、仕事用のシャツ、ズボン、靴などをサブザックに入れたまま、ロッカーに預けずに歩いてみた。靴はウォーキングシューズ、雨具はなし。


同行: 単独

  

コースタイ

1125 飯縄山登山口BS、1145 登山口の鳥居、1220 駒つなぎ場、1232-35 小沢、1239 パイプからの水場、1303 西登山道と出会う、1310-32 奥の院(南峰)、1339 飯縄山(1917)、1420-1430 瑪瑙山(1748)、1520 シャルマン戸隠、1542-1620 中社BS

バスの中から見ていると、道ばたに大きなセリ科の花が沢山咲いている。バスを降り、登山口までしばらくは別荘地の中の舗装道路である。登山道に入ってしばらくすると、登り登りとなり、どんどんと高度を稼ぐ。途中で2個所、水があったが、美味とは言い難いものであった。水場の手前から、アカバナシモツケが次々とあらわれ、彩りを添えるようになる。そのほか、オオハナウド、オオカメノキ、ヤマブキショウマ、コバノギボウシ、ウツボグサ、ヤマホトトギス、カラマツソウ、ハクサンフウロ、マツムシソウ、ヤマホトトギス、ニガナ、ヤマハハコ、ヒゲノカズラなどが、ある場合はお花畑のように群れて咲いている。西登山口との出会いでヤナギランを1本見つけて喜ぶが、その後は数え切れないほど沢山あった。ミヤマシシウド、ミヤマホツツジ、クガイソウ、タカネナデシコ、マルバダケブキなどを見ながら奥宮のある南峰に着く。

最初はそこが頂上かと思っていたが、なんの標識もなかった。後から来た人が、ここが頂上ですかねと訝っていたが、多分そうでしょうといい加減な返事をしながら、ちょうど時間がよかったので食事をとる。ガスがかかり、炎天下で食べなくて済んだのは運がよかった。やがて、少し周りが晴れてくると、実際の頂上は、さらに北側にあることが分かった。ちゃんとした情報や地形図をもたないお手軽登山だったための勘違いだ。



奥宮のある南峰から飯縄山


飯縄山頂


食事の後、すぐに北峰に向かう。そこには立派な標識が立っていた。展望もきかないので、立ち止まらずに通過し、戸隠スキー場の方へ向かう。途中で60人ほどの高校生の大集団を抜かす。瑪瑙山から後ろを振り返ると、コルの辺りで全員が止まって、休憩をしていた。こんなに大勢を率いる先生は大変だろうと気の毒になる。飯縄山も両方の峰がやっと揃って見えるようになった。

瑪瑙山頂上では、リフト終点の建物で日をよけられたので、小休止してカロリー補給をする。瑪瑙山からの道案内がないので、怪無山を目指してスキーコースを下る。ヤナギラン、ギボウシ、ノコギリソウ、オオマツヨイグサ、オオカメノキ、スズメノテッポウなどが咲き乱れている。怪無山を目の前にして、中社の方へ行く道が見あたらなかったので、北側に見えている広い道路に出て、そこからスキー場用の作業道路を降りる。道自体はつまらないが、正面に戸隠山のギザギザの稜線が見えるので、まあ悪くなかった。スキー場の基地辺りまでくると、高妻山も雲の中から顔を出していた。

人影の全くないスキー場をあとにして、中社までの舗装道路を歩く。神社にお参りしてから、バスが来るまでの間、食事時間には早いので蕎麦屋でビールだけ飲む。長野駅前でおいしい蕎麦はあるかと失礼な質問をした。親切に教えて貰くれたのが、「みよ田」。さすがに美味だった。





ヤナギランと戸隠山・高妻山


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