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2008. 2. 7
  岩殿山



東京での会合に出席し、その翌日茅ヶ岳に登る予定で出てきたのに、一日間違っており、会合は前日に終わっていた。半日空いてしまったが、JRの切符は中央線周りにしているので、頭の中で早速どう有効に時間を過ごすかを考える。新宿駅の構内には、不思議なことに全く沿線案内の資料がない。資料なしでも問題なく登れそうな岩殿山に目をつけ、大月で途中下車する。


同行: 単独

  

コースタイ

1255 大月駅、1313 登山口、1348-1350 岩殿山(634)、1353-1440 東屋、1455-1505 ふれあいの館、1527 大月駅

大月駅には色々と資料があり、単に岩殿山に登るだけでなく、3時間半ほどの周遊コースの紹介もあったので、ちょうどよいかなと歩き始める。町はずれからJRの跨線橋をまたいで、正面に聳える岩山を目指す。途中に資料館があったが、資料だけもらってまずは上を目指す。途中から色々と周辺の山が顔を出し始めて、選択の正しかったことに満足する。富士山以外は、見ただけではなかなか分からなかったが、庭園の手入れをしている人に聞き、主なものを教えてくれる。富士山の真下に杓子山があり、その右に大きいのは高川山、その右後ろの2つのピークが三ッ峠、その右に鶴ヶ鳥屋山、本社ヶ丸と見えていることが分かった。三ッ峠がそのような方向に見えるとは意外だった。滝子山は見えない。




大月の町から岩殿山


岩殿山から富士山、杓子山、高川山、三つ峠山、本社ヶ丸



岩がどのようなものでできているのかと興味があったが、小さな小石がびっしりと砂岩に埋め込まれている礫岩であった。関東三名城と言われたらしい小山田氏の岩殿城趾であるが、途中にいろいろな遺構が残っている。若干の雪が残っている中、電波塔のある頂上につく。烽火台とか本丸跡との標識がある。北側は木が邪魔しているが、雁ヶ腹摺山が三角形の姿で意外に近い。少し戻って東屋の所からの展望がよい。あまり馴染みのない光景なので嬉しくなる。扇山がギリギリで見え、その右は少し下った後、倉岳山、高畑山などの未知の山が並び、手前の菊花山、九鬼山を経て、御正体山、富士山、三ッ峠、本社ヶ丸などが並んでいる。

一通り見終わり、下山しようとすると東屋で宴会を開いていた2人連れに呼び止められ、ウィスキーをよばれながら、ハイキング談義をする。たまたま持っていた「東海道新幹線からの展望」のコピーを進呈する。かなりの時間を過ごしたので、兜岩の方へ行くのはやめ、足下に注意しながら来た道を戻る。往きに素通りしたふれあいの館に立ち寄り、城の歴史や富士山の写真展を見る。あまりにも沢山の人が富士山を撮っているので、どうしてもよほどのものでない限り、秀逸な写真とは受け取って貰えないように思った。




東屋でのハイキング談義





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