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2008. 1. 28  武奈ヶ嶽


乗鞍岳、三重ヶ嶽、武奈ヶ嶽のいずれかに行こうと年始めから計画していたが、なかなか雪も降らず、天候も落ち着かないので延び延びになった。やっと、人出もないであろう月曜に「晴れのち曇り」という予報がでたので武奈ヶ嶽に出かける


同行: 単独

  

コースタイ

840 近江角川BS、905-10 光明寺、1038-57 赤岩山、1148-1223 武奈ヶ嶽、1258 ワサ谷コースへ、1330 723m地点で引き返す、1354 ワサ谷分岐、1433-43 武奈ヶ嶽、1513 赤岩山、1600-06 光明寺、1620-40 角川BS

湖西線からの展望も、これまでになく良好で、湖西の今津以南はほぼ解明した。比叡山一帯、今津の北、湖東はさらにじっくり検討する必要がある。近江角川BSから角川までの歩きは大したことない。光明寺の中に入ったりして、多少ウロウロしたが、すぐに登山口が見つかる。念のためGPSを持ってきたので、光明寺で照合しておく。今日も問題はない。中吾妻に登ったときに、ずっと一定してずれていたので、いまだに気になっている。あのときの間違いは「測地系の混在」が原因であることが後ほど解明した。久しぶりに昔の地図を使ったために生じたトラブルだった。

少し登ったところにあった小さなお堂で、フリースを脱いでシャツ2枚になり、スパッツをつけ、ポールを出して身支度をととのえる。前日が日曜だったので、何人かで登った跡が残っており、ラッセルの必要はない。結局頂上まで、つぼ足で何の問題もなかった。初めこそ、これは楽だなという気になったが、途中でやはりこれでは冬山の楽しみも半減かなと贅沢なことを思うようになった。ほんの数分前に歩いたかのようなカモシカの足痕が沢山残っている。薄いながらも日差しがあり、頂上での展望に期待を抱かせる。赤岩山に着いたが、特徴はなにもない。おむすびを1個頬張り、久しぶりに持ってきたテルモスの紅茶を飲む。気温を測ると−2℃程度。シャツ2枚で全然寒くない。石田川ダムからのコースには足跡があれば、帰りはそちらに回ってもよいかなと考えていたが、一面の雪で覆われていた。多数の杉の木にベタベタとテープが巻き付けてあるのが下り道へのガイドかと、東の方へ歩いてみたが、そうではないようであった。下に見える石田川に向かって降りればよいだけというもののかなり急なので、いい加減に降りると進退窮まる可能性もある。道は見つからなかったが、東方面の展望が得られ、金糞から伊吹に至る長い稜線が展望できた。左手遠方に白いいくつかのピークが見えたが、多分能郷白山だろう。その左に三周ヶ岳などの岐阜福井県境の山が見え、右に横山岳が横たわっている。






赤岩山からの展望




赤岩山のあとも淡々とトレールを辿るだけである。ウサギの飛び跳ねた足跡があちこちに見られる。800mほどになったとき、初めて武奈ヶ嶽の姿を樹木に邪魔されずに見ることができた。頂上手前のピークであるが、もう目の前である。そして、すぐ東側全体が隈なく見渡せる場所に出る。白山が少しだけ顔を覗かせている。伊吹の右には多少の雲が出ているが、鈴鹿の一部も見えている。後を振り返ると、比良山系のほぼ全貌が見えていた。頂上の手前で、もう一度白山が明瞭に見えたが、ここからの姿が一番よかった。三重嶽も見えるとすぐ頂上となる。





近づく武奈ヶ嶽





白山遠望(ズーム)



頂上を少し通り過ぎたところの展望がよいところに向かう。霧氷の向こうには若狭湾も見え、きれいな形の青葉山が目につく。日本海、琵琶湖を見下ろす豪華な展望の独り占めである。三十三間山、三重嶽、そして大御影山は見えないが、それに続く尾根の向こうに真っ白の山がちょこんと顔を出している。白山の七倉山、大汝峰、御前峰、別山である。さすがに他の山とは白さが違う。その右に、岐阜・福井県境の山々、能郷白山がはっきりしない形で見えたのち、横山岳、蕎麦粒山、金糞岳、ブンゲン、P1183、伊吹山、霊仙山、御池岳あたりまで遮るものはない。さすがに頂上だけあって、雪煙が舞うほど風が強く、肌に突き刺さる。フリースを上に着て、2、3歩風下に降りて、固形燃料で熱いコーヒーを淹れて暖まりながら、昼食とする。風の音だけが響いている。





武奈ヶ嶽から若狭湾





武奈ヶ嶽から三重嶽。遠くに白山



まだ時間も早いので、引き返す手はない。三重嶽の方へは足跡はなく、新雪に覆われている。三重嶽は無理としても、分岐点が簡単に見つかるならワサ谷コース経由で下ることにした。ワカンをつけて、さあこれからが本当の冬山だと、張り切って出発する。有名な、曲がりくねったブナの木がいくつも出てくる。三重嶽の方にはもっと大きなものがあるらしいので、いつか行ってみたいものである。数ヶ所は、行きつ戻りつしたが、しっかりした標識がいくつもある分岐点に到着する。ワサ谷尾根の稜線は明らかなので、ドンドンと下っていく。ただ、本当のコースがどこなのかの予備知識がなく、目印もほとんどなかったので、途中で三方が急な斜面になったところで立ち往生してしまった。谷へ降りられないことはなかったが、コースからは外れていることは明らかだったので、挽回が容易なうちに引き返すことにした。多分正規のコースより一本南側の支尾根にずれていたらしい。





この辺りによくある変形したブナの木



ウロウロも含めて32分かけて下ったところを、気合いを入れて24分で分岐点まで戻った。武奈ヶ嶽では、先に休んだところで、もう一度、風をよけて休憩する。帰る途中で、ガスが消えた比良山系がきれいに見えた。あとはトレースを辿って下るだけである。光明寺のお堂の所まで下りて、ズボン、スパッツ、ワカンをとる。バス停についてから、バスが来るまで少し余裕があった。





比良山の山並み




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