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07. 04. 01  
己高山


体調はそれほどよくないが、天気が悪くなさそうなので出かけた。黄砂が大変多くて展望に大障害だったのは予想外。天気予報だけでなく、黄砂予報も調べる必要がある。


同行: 単独


コースタイ

920 古橋、948 登山口、1026 六地蔵、1109-1113 鶏足寺跡、1129-1150 己高山(コダカミヤマ; 923)、1213-1218 第1高圧線、1230 第2高圧線、1320 石道寺への分岐、1330 古橋、1333-1350 己高閣、1354 バスで木の本へ





北陸線からみる己高山



古橋まではタクシーに乗る。通り抜ける町並みが興味をそそる。タンポポ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリの3点セットを見ながら歩き始める。沢沿いの道にシャガの葉が並んでおり、いつぞや北琵琶湖で群落を見たのを思い出す。山道では、ショウジョウバカマ、タムシバ、イワウチワ、ヤブツバキをあちらこちらで見た。下り道で一本だけサクラの花。キンキマメザクラか。花のない樹木ではアカマツ、ヒノキ、コナラ、クリ、シャクナゲなど。ひと登りして尾根に出ても、展望がない。琵琶湖さえ見えない。鶏足寺跡はなかなか心に残る場所だった。行基が創設し、泰澄が建立したと伝えられ、僧坊が120という豪勢なものだったらしい。戦国期以後すたれてしまったらしいが、登る大変さも比叡山や高野山と肩をならべる位のものである。





イワウチワ





鶏足寺跡





ここから頂上はすぐであり、この日会った唯一のハイカーが新聞を読んでおられた。期待していなかったが、東側には霞みながらも展望が開けていた。ここに陣取って、金糞山から伊吹山までを眺めながら昼食とする。見月山が見えているかと思ったが、金糞山から伸びる稜線に隠れて見えないようだ。



己高山山頂





己高山から金糞岳



南へ少し下った送電線の所からもほとんど見える山に変わりはない。伊吹の右下に七尾山が見えたくらい。反対側の霞も少し薄らいできた。行市山、墓谷山、横山岳などが確認できた。余呉湖周辺の低山も沢山見えたが、名は分からない。バスに間に合わせようと、いくつかの寺をスキップして古橋に戻る。寺の宝物が移されているという己高閣を逃すのも惜しいので、歩いて戻ることにしてバスをあきらめる。己高閣の重要文化財の十一面観音はそれなりによかったが、見終えたとき、まだバスに間に合いそうなので世代閣という方をスキップしてバスに乗る。途中下車して、木之本のうだつ通りという旧街道を歩く。造り酒屋の富田酒造で絞りたての日本酒を買う。味わい深い酒だった。





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