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2006. 04. 17  吉野山・高城山


一週間前に予定したが、天候も悪く、女房殿の都合もつかなかった。前日が最高かなと思ったが、日曜なのでずらして、待望の吉野行きを実現。下千本は落ち始めていたが、全体としては最高のタイミングだった。一応百貝岳を最終目標にしたが、まず女房殿と一緒では無理かなと覚悟して出る。


同行: 女房殿


コースタイム

0850 阿部野橋、1023 近鉄吉野、1046 ロープウェイ上駅、1100 仁王門、1125-1204 五郎兵衛茶屋の上で中千本の見晴台、1300-1308 吉野水分神社、1323-1325 高城山(698)、1343 金峯神社、1400-1420 西行庵、1507 水分神社、1526 如意林寺分岐、1615 勝手神社、1625-1646 吉野夫人、1722 近鉄吉野、1911 阿部野橋

出発が遅れた上、土産物屋が立ち並ぶ道路では、女房殿が一軒ごとに中を覗いて歩くのでなかなか思うように進まない。五郎兵衛茶屋の上で見晴らしのよい広場があり、時間が早いがもう昼食にしようとの提案がでる。たしかによい所なので、駅前で買った柿の葉寿司を食べる。中千本から上千本が一目で見渡せる。種々の色合いのサクラがあり、それらが近景、中景、遠景を染め、低いところから高い所へと立ち上がっていくさまは、やはり天下一の絶景の名に値するものである。




蔵王堂





水分神社、高城山、金峯神社、西行庵とところどころにポイントがあるので、女房殿もなんとか西行庵まで連れて行くことができた。奥千本と言われる辺りであるが、ごく僅かの木々が1-3分咲きといったところである。こんな山奥でどのような生活をしていたのかと思う。苔清水というおいしい水はそばにあるが、食糧をつくるような場所もない。吉野葛を担ぎ上げて主食としていたのであろうか。ここから百貝岳は往復2時間かかるので、行って行けないことはなかったが、やはりやめておく。




高城山から高見山を望む




奥千本の西行庵

水分神社の下のところで如意林寺への道をたどる。予想通り大正解の道であった。丁度日が少し斜めになったので、谷向こうの斜面のサクラが何とも言えない味を出している。一人歩きの中年女性が「帰りたくない気持ちです」と陶然としていたが、本当にそのような気分のところであった。










如意林寺への道は通行止めになっていたので、また谷(丹治川の源流、これはそのうち吉野川、紀ノ川となる)を渡って勝手神社へ出たが、その後また女房殿には次々と店を覗く楽しみが復活し、吉野夫人という店で本場のくずきりを食べて大満足の終わりとなる。駅に着いたのは急行の発車20分前だったが、座ることができたのはついていた。1日前の休日ならとてもこんな風にいかなかっただろう。



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