トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ



2006. 3. 13  赤坂山(824)


以前から頭の中にあったものの、とくに具体的には計画していなかった。女房殿が出かけるというので、急に実行することにする。天気予報は悪いとのこと。


同行: 単独 

  

コースタイ

848-910 マキノ駅、925 高原温泉さらさ、940-50 登山口、1050-1105 東屋、1207 粟柄峠、1221-30 赤坂山(824)、1335 調子ヶ滝分岐、1352-55 林道、1415-1510 さらさ温泉、1530-1615 マキノ駅


湖西線が北小松駅に着くとプラットホームに10-15 cmほどの積雪がある。マキノ駅を下りると2人連れの登山客がおり、やはり三国岳方面に行くという。何度もきているとのことで心強い。こちらは、この辺は初めての新参者だ。同じバスで降りるが、支度をしているので、先に歩き始める。登山口を探している内に追いついてきて、トイレの所が登山口だと教えてくれる。





サラサ温泉の所から登り始める



そこでワカンをはいたが、彼らはつぼ足のままでそのまま先に行く。結構な積雪なのでつぼ足にはすぐに追いつくだろうと思っていたが、かなりの力らしく全然姿が見えない。稜線方面も少し見えるようになり、送電線が目に入るようななった辺りで、小ピークを前に立ち止まって相談しているところでやっと追いついた。彼らはそのピークを巻くように足を進めたが、自分なら当然ピークに登って周りを見回すだろうなと考え、直登する。少し登ると東屋があったので、間違ってなかったと安心する。写真を撮ったりしていると、彼らも登ってきた。やはり東屋で少し休み、大福餅を食べ、一つ分けてくれる。これは山で結構食べやすいので、いつも買うことにしているが、今回は買い損なったので、喜んでいただく。





東屋



彼らはすぐに出発したが、11時になっていたので昼食をとることにして、また遅れて出発する。送電線をくぐり、沢に降り、その左岸を登っていく。だんだん雪も深くなってきていたので、今回はすぐに追いつくが、まだまだ元気にラッセルをしているので、黙ってついて行く。沢からやがて尾根に取り付いていくが、一人だとかなり地図と相談しながらでないと分からなかったであろう。その尾根に登ってからラッセルを替わる。しばらくして、少し自信がないらしく、後から「地図を持っていますか」と聞いてくる。間違いないと答えながら、地図を見せて安心させる。尾根一つ前の鉄塔の所まで来ると、風が強くなり、前もよく見えない状態になる。2人はここで引き返すという。「三国山までは行けないと思うが、赤坂山まで行ってみる」と言って別れる。

稜線まで登ると、風はますますひどく、これでは足跡が残らない。しかし、高圧線が東西に横切っているので、ここまで戻ってくれば、下山道の入口は分かるので、迷う心配はないだろう。赤坂山らしきものも見えている。頂上で写真を撮り、北の方をのぞき込む。





稜線に上がり赤坂山を望む





赤坂山頂上





静まりかえった稜線風景



時間的には三国山まで行けないことはないが、夏の経験もないし、直後に北海道へ行く予定もあるので引き返す。案の定、足跡は非常に心許なくなっており、分からないところも出てくる。しかし、彼らと別れた所からは、ほぼしっかりとした跡となる。東屋の所からは彼らは同じ道を下っているが、直登した道の方が近いのは分かっているのでそちらへ行く。5人歩いた跡と1人が歩いた跡ではこんなにもちがうのかというほど、ほとんど足跡は消えていた。

かなり下ってから、調子ヶ滝へという道標があったので、時間もあることだしとそちらに足を進める。全然シュプールがないので、気持ちがよい。やがて林道に出る。滝まではまだ500 mもあり、スキー場はすぐそこというので、下ることにする。夏はキャンプなどでにぎわっているような雰囲気の所を通り過ぎ、出発点に戻ってくる。バスまでは小1時間があるので、温泉にするかビールにするかで迷った。泉質を聞くと、単純アルカリ泉というので、ビールの方をとることにする。マキノ駅では45分の時間待ちとなる。帰りの湖西線からはだんだん視界がきくようになり、白い鈴鹿が遠くに望めた。

かなりの遠出だったが、なんとか日帰りで行ける湖北の山の感じをつかむことができた。





トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ