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2005. 7. 19
  美ヶ原(2034)、霧ヶ峰(1925)


軽井沢旅行のあと、前日の夕刻に美ヶ原の山本小屋に入る。美しの塔まで少しだけ散歩。



夕暮れの美しの塔 



同行: 女房殿

  

コースタイ

615 山本小屋発、705 王ヶ頭(2034)、715 王ヶ鼻(2008)、735 山本小屋着後朝食、910 山本小屋発、925 塩くれ場、1014-1044 茶臼山(2006)、1150 山本小屋着、1315 八島ヶ原湿原ビジターセンター発、1415 八島ヶ原湿原駐車場着

この日は、朝食前に王ヶ頭までマイクロバスに乗って行く無料のガイドツアーがあるというので、それに参加する。ガイドの山本氏は植物や周辺の山のことだけでなく、牧場経営だとか地方政治の話までしゃべってくれたので、参加した値打ちがあった。期待の南北アルプスは全然駄目であるが、八ヶ岳は辛うじてすべてのピークが見える。松本の町、鉢伏山程度は見える。ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、ウスユキソウ、マツムシソウ、グンバイヅル、ヒメタガソデソウ、シャジクソウ、イワシャジン、イワキンバイ、ヤナギラン、トリアシショウマ、サラシナショウマ、タカネコウリンカ、テガタチドリ、キバナミヤマオダマキ、オンタデ、ウツボグサ、ネバリノギラン、シロツメクサ、イブキトラノオ、ノアザミ、コケモモなど。初めてか、それに近いものも多い。

歩くつもりだった所を車で行ったので、ハイキングは茶臼山へ行くことにする。上り下りもなさそうなので女房殿も抵抗がないだろう。しかし、ほとんどは牧場内を歩くことになるので、花は限られている。牛が食べないハクサンフウロが目立つほか、クルマユリ、ジシバリくらい。ヒバリらしい鳥が飛んでいる。牧場を出ると俄然種類が豊富になり、王ヶ頭を背景になかなかの景色となる。サラシナショウマ、トリアシショウマ、ウツボグサ、タカネコウリンカ、キバナミヤマオダマキ、シロバナタカネニガナ、ヘビイチゴ等々。暑くもなく寒くもない茶臼岳の頂上で、コンロで湯を沸かしてコーヒーを飲む。




牧場から王ヶ頭を 


茶臼岳へ 


美ヶ原から、帰宅する途中で、ニッコウキスゲが満開だという霧ヶ峰に立ち寄る。はじめに八島ヶ原湿原の駐車場に車を止める。レストハウスでそばを食べた後、歩き始める。水のある面積は大きくないが、それを取り囲むように大きな池のような形が残っており、その周りに遊歩道が整備されている。鷲ヶ峰(1798)がすぐそばにあり、ちょっとの時間で登れそうであるが、今日はあきらめる。なかなかすばらしいところで、暑いのも忘れてほぼ1/4周ほど歩いた。要所、要所に花の名前も書いてあるので、分かりやすい。見たものを羅列すると、ニッコウキスゲ、ノアザミ、タカネコウリンカ、アカバナシモツケ、カラマツソウ、シシウド、オオカサモチ、ニガナ、マツムシソウ、エゾカワラナデシコ、ノハナショウブ、キバナノヤマオダマキ、シモツケ、ハクサンフウロ、エゾボウフウ、イブキトラノオ、マルバダケブキ、キリガミネクガイソウ、ハナチダケサシ、ハバヤマボクチ、シュロソウ、タカトウダイ、ヤナギラン、キンバイソウ、カワラマツバ、イタチササゲ、コウゾリナ、オカトラノオ、ヤマツツジ、コオニユリ、ヒメジオン、ヨツバヒヨドリ。



八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰 



ここを出て、ニッコウキスゲがすばらしいという車山に向かう。道路の向こうの山の斜面全体が黄色くなっているのがニッコウキスゲの群落らしい。とてつもない面積である。実際、車山の駐車場に車を置いて少し歩くと、どこを見回してもニッコウキスゲである。週日にもかかわらず大勢のアマチュアカメラマンが訪れている理由がよく分かる。



ニッコウキスゲで埋め尽くされた車山湿原 





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