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2001. 06. 03  須金岳
 



体調がもう一つだったが、女房殿が東京に行って留守なので須金岳を目指して6時に出発する。結果的には、何の参考にもならない山行記録となった。


同行: 単独

  

コースタイ

0813 登山口駐車場、0820 沢をはずれる、0840 小尾根に出る、0935-1000 尾根にでる、1045-55 折返し地点(820m)、1125-50 コル、1250-1330 駐車場

鬼首道路を走り、軍沢橋で右折し、江合川の上流を目指す。上の台で寒湯沢に沿う道に入り、登山口の駐車場に停める。駐車場すぐの所にあった登山道を見過ごし、川沿いに登る。道があまり踏みならされていないのでおかしいと思い始める。左手に歩きやすそうな沢があったので登りはじめる。方角が真西なのがおかしい。道ではなく崩落のあとと気がついたので、右手の尾根によじ登る。シダの根しか掴むものがないというところもあり嫌なところ。小尾根に出て少し歩きやすくなったが、相変わらず方角は西で、予想の方角から外れていっていることに確信をもつ。ままよとそのまま進む。途中に見事な野生のフジがあり、少し慰められる。雪の時なら怖いにちがいない結構なヤセ尾根もある。それにしても2万5千のどこを歩いているのかが全く分らない。やっと大きな尾根に出る。自生の杉の大木が何本もあり、大変気持ちのよいところ。自生の杉は太平山以来だが、なんとも言えない風格がある。300゜に須金の並びの左端らしい尾根が見え、330゜に200m程の高低差のありそうなピークが見え、東には荒雄川の反対側のピークがいくつか見える。それでも居場所が分からない。地図がおかしいのではないかと思うくらいで、これでは帰ってから地図に赤線を引くこともできないなと思う。直角に右に曲がり北に向って少し下り、登りはじめる。高度計が820mを指すところでヤブが大変うるさくなる。前方のピークもまだまだ先であることが確認されたし、どのみち頂上は無理だし、身体も心配だったので引き返すことに決心する。少し休憩するが、小さな虫がうるさいのですぐ下りはじめる。やはり下りは細心の注意が必要。今日のコースはかなり易しかったがそれでも時々左右にウロウロする。コルまで降りると風の通り道だったので虫も少なくなったので、ゆっくりと休憩することにする。蝉の声と風の音のシンフォニー。探検時代の登山はこんなのの連続だったのだなと感慨に耽る。ついでに軽く食事をする。小尾根への入口もしっかり見ておいたので問題なし。こんなに急な尾根だったかと思うくらいの下りである。ここもほとんど間違わず、目印に木の枝に架けておいた枯れ木もかなり見つけることができた。この時間にも一台しか止まっていない駐車場に帰り着き、そばの小川で顔と頭を洗い、身体をふいたのち、冷やしておいたノンアルコールビールを飲む。去りがたい雰囲気だったので、苔むした岩の上で仰向けになり木の葉を見上げて40分もゆっくりする。ブナの大木が2本あり、その間にサワグルミが負けじと枝を伸ばしている。木のテッペンではかなりの強い風で大きく揺れているが、沢筋には気持ちのよい微風が通り過ぎてゆくだけ。久しぶりのゆっくりした時間だった。今日の損失は最初のよじ登りでもぎとられた熊よけ鈴。音色といい音量といい、大変気に入っていたので残念だ。好天気だったので頂上からの展望を期待していたが、それを逸したのも残念。




久世大橋から禿岳




須金岳




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