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2000. 10. 22 桐の目山・オボコンベ
 


本砂金川と太郎川にはさまれた登山道のない領域があるが、なかでも奇峰オボコンベはずっと気になっていた。名前も奇妙だが、オボコ−オンブ(子を背負った母)がなまったのだろうという説、アイヌのオプ−コンブ(槍−瘤)からという説などがある。


同行: 単独

   

コースタイ

1042 オボコンベ登山口、1125 山頂への分岐点、1140-1208 ヤブこぎ、1218 稜線、1230-1300 桐ノ目山(711)、1315 コル、1335-1340 引き返し地点、1406 コル、1430-1440 オボコンベ(595)、1505 沢に下りる、1545 本砂金川、1555 道路、1603 駐車地点

本砂金から鷹巣山を見ながら林道を登る。やがて桐の目山のスッキリとした三角錐が見えるようになる。





本砂金の神社を通り過ぎた地点から台形状鷹の巣山(705)


秋保への道を過ぎた付近から桐の目山(711)、鷹の巣山(711)



以前に来たときにオボコンベ登山口との標識を見つけていたので、そこに車を置き、沢を登る。何カ所か大規模な倒木個所があるが、問題ない。とてつもない大きな糞を見てあわててザックより鈴を取り出す。40分程して左の沢伝いに頂上へと導く道標があったが、柴崎氏のガイドブックが勧める通り沢を詰めてヤブをこぐというスタイルで登ることにし、本谷をのぼる。しかし、すぐにツルツルの狭い沢となり、車に草鞋をおいてきたことが悔やまれた。何ともならないので沢を離れる。右岸ならオボコンベの方なのだが、とても登れそうになかったし、左岸に取り付けばうまくすれば桐ノ目山に行けるかもしれないと考える。30分ほどで尾根にでる。道はないものの手を使わなくても前進できるのですこし楽になる。すぐに主稜線にでる。ここにはかすかに道がついている。桐ノ目山の方向であろうと右手に進む。急な道を登り切るとしばらく平坦な道となり頂上となる。大きなナラの木がある以外何もないが、間違いない。少しさらに北の方向に行ってその北には何もないのを確認し、木に登って大東岳、三方倉山(その右に糸岳が顔をのぞかせる)、相峰(その後に仙台神室)、山形神室を撮影してから頂上に引き返す。ナラの木に登り、霞んではいるが雁戸岳を確認する。





桐の目山から神室山、相ノ峰、三方倉山、糸岳。




桐ノ目山まで登れるとは思っていなかったので大満足する。来た道を引き返し、オボコンベを目指してコルからはっきりしない道を登りはじめる。大層なヤブを20分ほど漕ぐと太郎川の支流への下りしかないことが分り、間違えていることに気付く。オボコンベが三森山のすぐ左といった方角に見え、驚く。今日初めてオボコンベを視認したことになる。おそらくP617まで進んでしまったのだろう。

コルまで戻り、オボコンベをあきらめて帰ることにし、登ってきたと思われる尾根を戻る。しかし、道が一応ついており、来た道でないことが分る。方角はどうもオボコンベを目指しているようなので、その歩きやすい道をそのまま進む。すぐにオボコンベに到着。マンモス岩などはなかなかのもの。桐ノ目山とちがい、木などに登らなくとも展望が楽しめる。相峰、三方倉、桐の目、大東、迷岳、面白、高倉、大笠までをパノラマ写真に撮っておく。これまでなじみのない領域なので新鮮な感じ。目の前の桐の目山の優美な姿がとくに目につく。ガイドブックには標高595mとあるが、地形図には出ていない。地図へのリンクを2つ掲載したのは、桐の目とオボコンベの両方のピークが分かるようにするため。





オボコンベ(右手前の岩がマンモス岩)





オボコンベからの展望


下りはとにかく北を目指して下ることにする。登山道のようなので安心していたが、そのうちにどんどんと東の方角にそれていき、道も判然としなくなる。太平山の二の舞をしてとんでもない所に下りるのはいやなので、左手の沢に向って草に捕まりながら下りることにする。朝に歩いた沢とは違うことはすぐ分ったが、方角は間違っていなかったのでそのまま下る。本砂金川に出る手前で気がゆるんだか、滑って靴を濡らしてしまう。川を徒渉してからすぐそこに見える車道まで最後のヤブこぎをしたが、10分近くかかる難行となった。車道に出た所から駐車地点まではすぐだった。もちろん誰にも会わない一日。






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