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200
0. 07. 14 - 15  Zermatt, Breithorn 



前日までのベルリンでの会議を終えて、朝一番の飛行機でZurichまで飛び、あとは汽車でZermattに1443着。途中の山々にかなりの新雪がかぶっている。今回は、前回果たせなかったZermattからBreithornを再挑戦したあと、Zaas Feeにも行ってみようと欲張った計画を立てた。


同行: 単独


2000. 07. 14  Zermatt周辺


コースタイム

1630  Zermatt 、1742 Triftbach折返し点、1830 Zermatt駅

宿に荷物を置き、Breithornへの見当をつけるためにレンタル屋に行き、クランポン、ピッケル、ストックを予約する。Trift経由でのMettelhornもひとつのターゲットにしていたので、Trift方向へ散歩に出かける。Burgenerの横の道から入っていく。暗くなってきていたが、花が次々と現われ、やはり最盛期なのだと納得する。一本ずつ簡単なスケッチをしながら歩く。Zumutへの2度目の分かれ道を過ぎたころ、ガスもでてきたので引き返すことにし、違う道を通って降りていくと、駅のすぐそばのButterflyホテルのそばにでた。スケッチしたのが44種類。夕食後、散歩していて前回のときに泊まったParnassの前に来ると、新雪のMatterhornが顔を覗かせ始めている。Parnassのレストランに入って、コニャックを注文して座ったら、もう何も見えなくなってしまった。



Frift方面への散歩道からZermattを見る



2000. 07. 15 Breithorn


コースタイム

0740 ホテル出発、0800 ロープウェイ乗車、0835-50 Kleine Matterhorn、0950-1000 小休止、1055-1200 Breithorn(4164)、1335 Kleine Matterhorn、1410-45 Trockener Steg、1510 Furi、1530-1605 レストランAlmで休憩、1700 Zermattロープウェイ駅、1800 ホテル

2度目の4000mであるが、今回はガイドなしでの試みである。途中の駅で上部の温度を聞くと-7℃とのことであったが、それほど寒いとは感じない。Kleine Matterhorn駅の出口に着くと、2組の2人連れが出発の準備をしている。イギリス組とスロバニア組である。両方ともザイル、ピッケル、アイゼン、防寒服と完全装備である。こちらもアイゼンをつけ、ピッケルを持ち、上下のゴアテックスをつけるが、あとのザックはペシャンコだ。いかにも準備不十分という感じで、格好が悪い。視界がかなり悪いので、最初の出だしが難しい。彼らについて行こうと急いで身ごしらえをする。

予想していたより早い地点で、彼らは左折して、平原の方向に入っていく。先行者がないと分からなかったかもしれない。ハイキングコースには丁寧すぎるほどの標識があるスイスなのに、登山ルートには何もないのが面白い。しばらくは全く踏み跡のようなものはなかったが、そのうち新雪の下が堅く引き締まっていることが感じ取れる部分の上を歩くことが多くなり、ルートをはずしていないことが分る。また、Breithornが全容を見せはじめ、山肌にくっきりついたトレースの跡が見えたので、ほぼ見当がつくようになった。心配がなくなる。ちょうど1時間歩いたところからトラバースが始まる。ここで、他の4人とともに休んでいると、ガイドつきの3人組がやってきた。ここから方向はNWに変わるが、しばらくしてなんとなくトップになる。30分ほど歩いたところで、ここらで右折し、最後の稜線歩きかと思ったが、知らない所でなにも無理することないので、ガイド組が上がってくるのを少し待ち、行動をともにする。ガイドは強い風を避けて少し南側から登っている。たしかにその方が楽だ。突然彼らが止まったので何かと思ったら、そこが頂上だった。

周りが見えず、標識も何もないので、一人だと分らなかったかもしれない。われわれがこの日の一番乗りである。風を避けて軽くパンなどをかじりながら、早い雲の動きに期待しながら、粘ってみる。単独行動なので、自由に時間が使える強みである。3人組はすぐに下っていき、イギリス組もそのうち降りていく。11:50にとうとう東側が晴れ、Monte Rosaが90゜の方向に輝いているのが見えた。風をよけて座っていたスロバニア組を大声で呼んでやる。彼らも「Monte Rosa、Monte Rosa!!」と興奮している。何枚かの写真を撮る余裕はあった。東側への縦走路も一部見えたが、とてもザイルなしの1人で歩けるような感じではなかった。南のイタリア側は結構見えたが、それ以外はほとんどだめ。そして、またすべてがガスに包まれた。一瞬でも見えたので粘った甲斐があった。

下山を開始すると、Breithornだけあって大勢の人とすれ違う。東側が覗けるかなと期待してBreithornpassの方向へ道をはずしたが、高度障害らしい兆候が出て、Mulhacenのときと同じように少し吐いてしまう。どうも高さに弱い体質らしい。Kleine Matterhornまでの道がえらく長く感じた。ピッケルもザイルも全く必要性を感じなかったが、やはり高度の問題とルートファインディングについては慎重さが必要。




Furiから見えたBreithorn


 


頂上から一瞬見えたMonte Rosa山群
(右下の尾根の先はLiskamm山群)




頂上でMonte Rosaをバックに




下山中に見たBreithornの全容
(登山者が点のように見えている)


ロープウェイでTrockener Stegまで下りて、ビールを2杯飲みながら、ちらほら見えてきたMatterhornを眺める。Furiまで降りたが、まだ早いので、ここから下まで歩くことにする。ここも見たことのない花が多く、楽しい道である。散歩している日本人も多く、日本人もおしきせでない旅行をするようになったのだなと実感する。気持ちのよいレストランがあったので、またビールとなってしまう。ここからはMatterhornが頭だけ見える。Zermattでは山岳博物館に入り、花の名前などを調べるが、ほとんど分らない。ホテルが夕食付きであるのを失念しており、Schwizerhoffで夕食をとる。ヨーロッパに来て始めてユーロのトラベラーズチェックが使えた。



Trockener StegからのMatterhorn

 


Furi下からMettelhornと小屋



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